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三浦とし子議会報告
平成22年3月17日 都市住宅常任委員会
大阪府議会議事録より転載
◆(三浦寿子君) おはようございます。公明党の三浦寿子でございます。
 私のほうからは、二点にわたって質問させていただきたいと思います。
 一点目は、高齢者の安定居住の確保計画についての関連です。それからもう一つが、一級河川の上の川の治水対策等についてお伺いしたいと思います。
 まず初めに、私は昨年の委員会で高齢者向け住宅について質問をいたしました。高齢社会の中で、どのような心身の状態になろうとも、住みなれた地域で安心して暮らせる住環境整備が求められているといった点から質問いたしました。
 前回も述べましたとおり、昨年五月に高齢者住まい法が改正され、国土交通省と厚生労働省の共管となり、住宅と福祉の両面から高齢者の住まいの対策を総合的に進める内容で、高齢者が暮らしやすい賃貸住宅の供給の促進、また老人ホームや高齢者居住生活支援体制の確保など、高齢者の住まいの安心確保の取り組みがこれは強化されたものですが、こういった国土交通省と厚生労働省とが一体となった住まいづくりを進めるという内容のものでございます。
 これに伴い、大阪府においてもいち早く大阪府高齢者居住安定確保計画の策定に向けて、今取り組んでいただいているということをお伺いしておりまして、これは大変早い取り組みで、大変評価しているところでございます。この計画の策定により、住宅施策と福祉施策が連携して福祉サービスのついた高齢者住宅や福祉施設の整備が進むことを期待するところでございます。
 特に、以前にも例に取り上げました吹田市にある竜ケ池ハウスのように、高齢者向け有料賃貸住宅と特別養護老人ホーム、デイサービスセンターなどが一体的に整備され、居住の継続性が図られたシームレスケアを可能とする施設整備、これを今後も進めてほしいと私は思っております。
 国においても、各都道府県が高齢者居住安定計画を策定することにあわせて、生活支援施設などを併設する高齢者世帯向けの賃貸住宅の緊急的な整備などを進める高齢者等居住安定化推進事業という事業を創設することとなっています。
 この事業は、国が直接補助することにより、地方が財政的な負担をすることなく、施設等の整備が促進できる制度と伺っています。大阪府が、高齢者居住安定確保計画を策定し、今後実際に施策を進めていく上でも、このような事業を有効に活用していくべきだと思いますが、まず高齢者等居住安定化推進事業について、簡単に説明していただきたいと思います。

◎居住企画課長(山下久佳君) 高齢者等居住安定化推進事業の概要についてお答えいたします。
 高齢者等居住安定化推進事業は、見守りとか交流とか介護など、生活支援を行います施設を併設する高齢者向けの賃貸住宅の緊急的な整備の促進、それから高齢者の住まいに関してのハード・ソフト、この両面の先導的な提案の実現、普及に向けて支援を行うことによりまして、高齢者世帯等の居住の安定確保を図るということを目的といたしまして創設されまして、来年度より三年間という期間で実施される予定でございます。
 具体的な内容といたしましては、府営住宅とか公社住宅など公的賃貸住宅の団地の敷地、それから空き部屋を利用しまして、地域に密着した生活支援サービスなどを行うための施設を建設、改修でもいいんですが、こういう整備を行う事業者に工事費の一部を負担するという、公的賃貸住宅団地の拠点型といったものと、それからあと生活支援サービスつきの高齢者専用賃貸住宅を整備する事業者に工事費の一部を補助する民間住宅型というんですか、こういったものなどがございまして、いずれも補助費用は国費により措置されまして、地方負担は不要となっております。

◆(三浦寿子君) 高齢者等居住安定化推進事業を活用することにより、高齢者生活支援施設等の整備に対し工事費に対する補助が、地方の財政負担なしで可能とのことです。ただ、用地費については補助がされないということで伺ってます。
 これらの施設の整備促進を図る上では、府営住宅等の建てかえにより生まれる活用用地などに積極的な導入を図るべきと考えるのですが、実際の府営住宅の建てかえ事業では活用用地を売却処分しており、その結果、一般住宅などの用途になってしまっています。
 活用用地を利用し、高齢者向けの住宅や施設を導入するため、シームレスケアな施設運営のノウハウを持った社会福祉法人等の事業者が参画したいと思っても、社会福祉法人等の事業者にとっては土地の購入といったものが大変大きな負担になるとも聞いております。
 今後、建てかえ事業を進める上で、例えば借地方式を採用することなどにより、活用用地への高齢者向けの施設の整備を図ることができるのではないかと思うのですが、その点についてはいかがでしょうか。

◎住宅整備課長(中川富雄君) お答えいたします。
 府営住宅の建てかえにより生み出す活用用地の処分につきましては、これまでも地域の状況を十分に把握している地元市町村の意向を尊重いたしまして、公共施設や社会福祉施設などの公的利用を優先してまいりましたところでございますが、このような施設の立地がなかなか進んでいない状況にございます。
 このようなことから、今後市町村と連携いたしまして、高齢者の生活を支援する社会福祉施設のさらなる導入を図ってまいりますため、委員お示しの借地方式の採用も含めた導入促進方策につきまして検討してまいります。

◆(三浦寿子君) 特に、こういった問題、市町村との連携が大変重要であるということも、私も改めて認識したわけですが、できましたら借地方式、本当にこういう前の竜ケ池ハウスのような優良賃貸住宅と特養とが一体になった施設というのは、なかなか普通の一般の建設業者さんとかやるには、大変なノウハウというのも要ると思いますので、社会福祉法人や医療法人が参入できるような形で今後積極的に検討していただきたいと思います。
 三つ目でございますが、高齢者等居住安定化推進事業のメニューの中には、公的賃貸住宅の空き室などを改修して、高齢者などのための施設を整備するものについても助成対象になっております。
 府営住宅では、高齢化が進み、コミュニティの維持にも困難が生じているような状況の中で、このような国の制度も活用しながら、高齢者の生活を支援する団体の活動拠点などの導入も図っていくべきであると思いますが、その点についてはいかがでしょうか。

◎住宅企画課長(小森成雄君) お答え申し上げます。
 府営住宅につきましては、高齢者などの特定の入居層が集中いたしておりまして、孤独死の発生などコミュニティに関するさまざまな問題が生じている状況にございます。
 こうした状況を改善いたしますため、福祉部局や市町村とも連携しながら、NPOなど高齢者の生活を支援する団体などに対しまして、委員お示しの高齢者等居住安定化推進事業など国の助成制度の周知を含めて働きかけてまいり、空き家や集会所などを活用して団体に活動の場を提供していきたいと存じます。

◆(三浦寿子君) 続きまして、高齢者居住安定確保計画では、府営住宅だけではなく、公的賃貸住宅において社会福祉施設等との併設や合築を促進するとされております。府の公社住宅においても、これらの取り組みが進められるべきと考えます。
 その公社では、自立化に向けた十年の取り組みというものを策定されておりまして、計画していた建てかえ事業については、当面の間は行わないという方針を立てていると伺っています。
 したがって、既存の団地内において民間事業者や福祉団体等による高齢者向け住宅、社会福祉施設の整備促進はできないものでしょうか。

◎居住企画課長(山下久佳君) 大阪府住宅供給公社の既存団地におけます高齢者向けの住宅であるとか、社会福祉施設の整備促進についてお答えいたします。
 公社では、住民の生活利便の向上と、それから経営改善の一環ということで、既存の団地内にあります空き地など有効に今現在利用されていない土地につきまして、公益的施設用地として活用するということで、土地を利用いたします事業者の需要であるとか、あと現にお住まいの方々の住環境への影響など、今現在調査しているところでございます。
 また、箱物という意味では、団地内で経営しております店舗、それから事務所がございまして、そのうちのあいているものにつきましても、早急に有効活用を進めていくべきというふうに考えております。
 こういう空き地、それから空き店舗などにおいて、お示しのように高齢者向け施設を初めといたしまして、例えば子育て支援施設、それから皆さんにとって便利な役に立つコンビニエンスストアなども含めまして、地域住民の生活を支援する施設を誘致できますよう、公社とともに検討してまいります。

◆(三浦寿子君) 実は、今福祉のほうでも、福祉介護とか医療とかの連携というのは大変大事やと言われてまして、市町村の包括支援センターというところが中心になってコーディネートをされてるということで聞いてます。
 ただ、この包括支援センターというのは、三千人から六千人に対して一カ所ということで、まだ大阪府内では百七十四カ所しかないということで、今後最低三百カ所は要るというふうに聞いてるんですが、こういった包括支援センターなども、できたら誘致していただいたら、本当にいいのではないかなというふうに私も思っておるところでございます。
 今後、またどうしてもこういう高齢者等居住安定化推進事業、これを推進するためにも、高齢者居住安定確保計画の位置づけというのが必要になると伺っております。
 今後、やはり高齢化がどんどん進む中で、この計画ですね、大阪府高齢者居住安定確保計画案の中でも、高齢者世帯というものが本当に多くなるということで、平成三十二年まで増加して百二十八万世帯と、これは全世帯に占める割合が三分の一ぐらい高齢世帯がふえるということで推測されておりますし、特に高齢者の単身世帯というのは二〇二五年には五十三万九千世帯ということで、高齢世帯の四割以上が高齢者の単身世帯になると見込まれていると書かれております。
 そういう意味では、大阪府が策定されようとしている高齢者居住安定確保計画ですね、この推進というのは大変重要な位置づけになるのではないかと思っておりますし、特に計画の中にあります新たに取り組む八項目の施策の推進というのがありますが、特にそういったものを積極的に早急に対応していただくことと、やはり福祉サービスの提供というのは市町村との連携が大変重要でありますので、今後とも市町村への周知と連携というものをどうかしっかりしていただいて、この計画がスムーズに進むようにお願いしたいと思いますので、よろしくお願いします。
 続きまして、一級河川上の川の治水対策について伺います。
 これが上の川といいまして、私の地元の吹田市内の河川の状況なんですが、この上の川というのは、千里丘陵に発し、流入先というか、あとは糸田川、神崎川と流れていく淀川水系の一級河川と言われております。
 実は、この吹田市の中心部を流れている上の川では、平成十八年と平成十九年に浸水被害が発生するなど、厳しい治水環境となっております。
 特に、上の川の両側、これちょっと見ていただいたらいいと思うんですけど、この左に走っているのは阪急電鉄の千里線ですね。その右は府道です。その間を流れているという、大変狭苦しい状況の中での河川なんですけれども、特にもうちょっと上に行きますと関西大学前なんですけれども、関大前駅付近で鉄道と交差するなど都市機能が集中し、一度大きな浸水が発生すると甚大な影響を及ぼすことになることから、一刻も早い治水対策の強化が地元の強い望みでございます。
 これ、阪急の電車が走ってて、それが吹田箕面線という府道になっているわけなんですね。ここは上の川の下流のほうなんですが、もっと上流に行けば川幅も狭くなっております。
 そこで、まずこの上の川の治水対策の現状についてお伺いします。

◎河川整備課長(芝池利尚君) 上の川の治水対策の現状についてお答えいたします。
 上の川は、ただいま委員のほうからも御説明ありましたように、吹田市のほぼ中央部を阪急千里線に沿いまして、千里山駅から豊津駅まで、北から南へ流れておりまして、糸田川に合流する延長約一・八キロメートルの一級河川でございます。
 その沿川につきましては、両側とも市街化が進み、丘陵地であることから、降った雨が一気に河川に流入する典型的な都市河川となっておりまして、平成九年に発生いたしました床上浸水を含む二十一戸の浸水被害を契機に、治水対策を進めているところでございます。
 上の川の両側には、先ほど説明ありましたように道路や鉄道が近接するとともに、密集した人家が隣接しておりまして、河川拡幅などの治水対策の実施は極めて困難でございます。このため、治水対策といたしまして、降った雨を流域の中に貯留する、いわゆる流域治水対策をここでは先進的に進めておりまして、平成十四年度に吹田市が管理する千里山東公園の地下に貯留量九千百立方メートルの調整池を既に設置しております。
 この調整池の完成によりまして、平成十六年十月の台風二十三号の豪雨の際には、ほぼ満水の雨水を貯留することができまして、浸水被害を軽減するなど、その治水効果を発揮しておりますが、ただいま委員のほうから御指摘ありましたように、この調整池の完成後も平成十八年、それから十九年と続けまして、時間雨量五十ミリ以下の降雨でも浸水被害が発生しており、さらなる治水対策が必要な状況になってございます。

◆(三浦寿子君) 御説明いただいたとおり、河川の拡幅などの治水対策は極めて困難とのことから、流域全体で対応する流域治水対策をこの上の川で先進的に進めているとのことですが、これを推進するには地元市と連携した取り組みが不可欠であると思います。
 そこで、地元吹田市は、この上の川の流域でどのような取り組みを行っているのか、お伺いいたします。

◎河川整備課長(芝池利尚君) 吹田市の取り組みについてお答えいたします。
 吹田市におきましては、流域対策といたしまして、吹田第一中学校、それから千里第二小学校のグラウンドに、合わせて約二千五百立方メートルの流域貯留施設を設置し、流出抑制対策に取り組んでおります。
 また、各家庭におきまして、雨水貯留タンクを設置する取り組みを進めておりまして、この上の川の流域を含めまして、市内全域でこれまでに約六百五十基の雨水貯留タンクを設置しているというふうにお聞きしております。また、この設置に必要な費用につきまして、市独自で助成する制度も、平成二十年度より立ち上げていただいております。
 さらに、流域内の新たな開発に対しまして、条例によりまして貯留池や浸透ます等の雨水貯留のための施設の設置を義務づけるなど、さまざまな流出抑制対策に積極的に取り組んでいただいておりますが、このような取り組みを合わせましても、先ほど御説明いたしましたように、時間雨量五十ミリの降雨にまだ対応できていない状況になってございます。

◆(三浦寿子君) 吹田市の取り組みは理解できたのですが、時間雨量五十ミリ対策はできていない上の川の現状を考えると、さらなる治水対策に早期に取り組む必要があるのではないでしょうか。
 今後、どのように取り組もうとされているのか、お伺いいたします。

◎河川整備課長(芝池利尚君) 上の川の治水対策の今後の取り組みについてお答え申し上げます。
 上の川流域の治水安全度を時間雨量五十ミリに対応させるためには、この千里山東公園の調整池に加えまして、さらなる調整池の設置が必要と考えております。このため、平成十八年度より設置場所の調査を行い、吹田市等関係機関と協議調整を進めてまいりましたが、現在、設置場所の絞り込みをほぼ完了したところでございます。
 今後とも、関係機関との協議を精力的に進め、早期に設置場所を確定した上で、この調整池の基本設計に取り組みますとともに、事業着手に向け国からの交付金が導入できるよう協議調整を進めてまいります。

◆(三浦寿子君) これは、本当に大変な状況になると思いますので、どうか積極的に進めていただきたいと思います。
 また、上の川のように、流域全体の市街化が進み、川沿いに人家が密集している河川はほかにもたくさんあると思います。私は、このような河川においては、上の川のように流域全体で対応する必要があり、このような取り組みを府域全体で対応していくべきであると考えております。この点については、ぜひ知事の考えをお伺いしたいと思いますので、委員長、よろしくお願いいたします。
 さて、ちょっと話が変わるんですけれども、この上の川沿いの西側には府道吹田箕面線が走っています。これ写真下のほうなんです。先ほど言いました吹田箕面線なんですけれども、この道路には歩道がなく、阪急千里線の関大前駅や豊津駅に向かう歩行者や自転車の通行量が大変多いんです。そういう意味で、交通安全対策が昔から課題となっていたわけです。
 大阪府におかれましては、関大前駅から豊津駅の区間において、上の川とは反対側の西側の道路拡幅とか歩道整備を行うことを検討されたんですが、なかなか昔からの住宅というのが密集しており、地元の了解等が得られない状況です。このため、緊急対策として、路肩や側溝等を有効に活用して、カラー舗装をしていただいたり、またこれもわずかですが、そのカラー舗装のちょっと右ですね、もうほんとにわずかに溝を埋めるグレーチングをしていただいたり、本当に苦肉の策を図っていただいているんですが、やはり抜本的には歩道整備が必要と考えております。
 ここ、これも川の横、こうやって車と自転車がすれすれになって走っているという状況です。こういう大変狭い道路の状況なんです。
 このように河川、道路、鉄道が狭い場所に集まっているところで、今後どのようにすれば歩道整備が可能か、関係者で協力して今後とも引き続き、これずっと要望もしているところですが、検討していただくようよろしくお願いしたいと思います。済みません。要望でございますので、よろしくお願いします。
 次に、この川の下流に当たるこの先なんですが、これは糸田川といいまして、ここも堤防が非常に高く、また護岸の老朽化が著しいと聞いておりまして、ここも大変危険であるというふうに感じております。また、大きな雨が降ると、堤防が崩壊する危険性が高いと思いますが、その対策について現在取り組まれていることがありましたら、教えていただけますでしょうか。

◎河川整備課長(芝池利尚君) 糸田川の堤防対策についてお答えいたします。
 堤防や護岸の機能を健全な状態で保全していくことは、府民の安全安心を確保する上で大変重要であると認識しております。
 委員お尋ねの糸田川につきましては、上の川合流点から神崎川合流点までの約二キロメートルの区間におきまして築堤構造となっており、また天井川という形になっております。このため、平成二十年度の調査によりまして、護岸の老朽化がかなり進んでいるということが判明しております。このため、今年度から国道四二三号の上下流右岸におきまして、老朽化が著しい既設ブロックの積みかえ工事に着手しております。
 今後とも、緊急性の高いところからブロックの積みかえ工事を進めるなど、糸田川の堤防補強を着実に進めてまいりたいと考えてございます。

◆(三浦寿子君) 糸田川の高い堤防が崩れると大きな被害が発生するなど、府民の安全安心にかかわる緊急の課題であるため、着実に推進していただくようお願いいたします。
 次に、河川の環境整備についてですが、これずっともうちょっと川幅が広くなって、冬にはカモが来たりシラサギが飛んできたりと、そういうなかなかいい川になっているんですね。その川の歩道ですけれども、護岸の歩道のところも吹田市の協力によってちょっと整備もされたりして歩きやすい状況になっております。
 さらに、桜並木−−大阪府のほうでも桜並木の事業をしていただきまして、さらに地元吹田市でも記念に残る桜並木ということで、皆さん思い出に残る桜並木事業ということで、引き続き吹田市のほうでも整備をされて、本当に府民にとって憩いの場所になっているわけです。
 知事は、水都大阪再生のため、大阪市の中之島周辺でライトアップや緑化などの環境整備を重点的に取り組んでいこうとされています。吹田市でも、実は河川親水環境整備事業計画として、いわゆるハード、そしてソフト面にわたる河川の憩いの場づくりというものを来年度から検討され、取り組んでいこうということで伺っているんですが、河川の環境整備というのは、その管理者である府と活用する市が密着に連携して取り組むべきことと考えております。吹田市の取り組みは、河川環境整備を推進する上で大変心強いと思っております。
 このような取り組みを踏まえ、糸田川の環境整備について伺います。
 糸田川では、平成十四年度から地元自治会が参加している糸田川クリーン作戦というものが毎年一回行われております。これには、地元市、地元周辺の四連合自治会の住民の方、そして吹田市、茨木土木の皆さんも参加して、このクリーン作戦を大々的にやらしていただいているわけでございます。
 また、平成十六年度に地元自治会や吹田市等とワークショップを行いまして、現地見学会や五回にわたりこのワークショップが開催され、その成果として川の中におりることができる階段というものを三カ所実は完成させていただきました。
 そのとき、各自治会から出てきた意見、希望や課題など、ワークショップの報告書もしっかりまとめられておりまして、また治水や川の状況のこと、また景観や河川の利用、ごみと清掃の件など、今後の課題を提示されまして、どこまで市民が参画できるかなど、検討課題をこの報告書にも示されていましたが、実はそのまま終わっているというのが現状でございまして、今後、河川環境の維持・確保というものは、周辺の住民の協力が欠かせないものでございます。
 また、河川を活用した地域活動というのは、住民のコミュニティを深める上でも重要であるとともに、子どもたちにとっても環境学習の場となり、身近な自然にふれあう場づくりにもなると考えます。
 しかし、まだまだ住民がこういった活動のきっかけづくりのノウハウ、また進め方のノウハウもわからないのが実情でありまして、ワークショップの経過も踏まえ、糸田川を活用した地域活動をさらに活性化するためにも、大阪府のコーディネートが必要と思われます。住民、大阪府、吹田市とが一体となった今後の取り組みについて伺います。

◎河川環境課長(山田順一君) 委員お示しのとおり、河川の環境整備を進めてまいりますために、地域の方々と地元の市、それから大阪府が一体となって取り組んでいくことは、非常に重要なことと考えております。
 糸田川につきましては、平成十六年度に糸田川水系ワークショップとしまして、周辺の十八の自治会、地元の中学校、それから吹田市さんと大阪府が参加をいたしまして成果を取りまとめたところでございます。
 このワークショップでは、治水、環境、利水、景観、維持管理のテーマごとに、五回にわたって開催されまして、熱心に議論をされまして、特に環境や利用のテーマにつきましては、美化意識の向上や清掃活動にも利用可能な階段の設置などの御意見、御提案をいただきました。
 また、景観や維持管理のテーマにつきましては、季節感を得るための草花とか樹木の植栽とか、それからアドプト・リバー制度の積極的な活用なども、このワークショップの成果として示していただいたところでございます。
 このようなワークショップや、先ほどからお示しのクリーン作戦などの取り組みもございまして、昨年五月には吹田市の南金田自治会様が糸田川では初めてとなりますアドプト・リバー・糸田川として活動を開始されまして、河川の美化活動に御協力をいただいているところでございます。
 ワークショップには数多くの自治会の方の御参加がありましたので、今後より多くの自治会の方々にアドプト・リバー活動に参加していただくことや、情報交換ができる場づくりを進めまして、川におりる階段を活用した水辺の活動や住民の方々と協働しました花壇の整備などにつきまして、そういったさまざまな地域活動ができるように、府としても御指摘のありましたコーディネート役を積極的に果たして、吹田市並びに地元の方々と連携して取り組んでまいりたいと考えております。

◆(三浦寿子君) ありがとうございます。
 地元市も積極的に取り組んでいきたいということで、先ほど紹介した事業等を進めていくというふうに聞いておりますので、また地元の周辺の皆様も、このアドプト・リバー・糸田川に認定された南金田の自治会以外の方も、本当にこれから階段ができるのをすごい楽しみにされておりまして、どういったことをしていけばいいかなということで、本当に模索されている中だと思いますので、ぜひ積極的な取り組みをお願いしたいと思います。
 最後なんですけど、委員長、済みません。河川環境整備を実施する上で、やっぱり市町村に対する府の支援というのが大変重要ではないかと思いますので、その点についても知事にお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いします。
○委員長(西野修平君) 知事質問の通告について三浦委員に確認をいたしますが、質問項目については、上の川の治水対策と糸田川の治水対策及び環境整備についてということでよろしいでしょうか。

◆(三浦寿子君) はい。